【生活編】欲がない人の心理4パターン
①今以上に望むものがない
欲がない人の心理には、自分のおかれた現状で十分に幸せだというものがあります。衣食住が足りており精神的に満たされているため、今以上に望むものがないのです。
原因として幼いころから物に囲まれて育ったため、物欲が薄いことが考えられます。衣食住において何でもすぐに手に入るとわかっており、あえて物欲は持たないのです。さとり世代の若者にも、この傾向は見られます。
②考えることが面倒
欲がない人の心理には、自分の欲求について考えることが面倒だというものがあります。何を食べるかやどんな服を着るかなどにこだわりがなく、自分で選んで実行することに楽しさを見出していないのです。
また自分の欲と向き合うのが、苦痛である場合も考えられます。この場合は欲求に即した行動をせず、ルーティンとして動くことでストレスを軽減しているのです。
③最初から手に入らないと思っている
欲がない人の心理には、たとえ欲求があったとしても手に入らないと思っているというものがあります。幼い頃から自分で欲しがったものが手に入った経験が少なく、欲を持つことを最初から諦めているのです。
また自分の欲求を否定され続けながら育った場合も、欲を持たない人になる傾向があります。自分の欲によって場の雰囲気を悪くさせず、ただただ平穏に過ごすことが本人にとっての「欲求」になっているのです。
④自分の欲をわかっていない
欲がない人の心理には、自分の欲求をわかっていないというものもあります。特に両親をはじめとする他者に選択を委ねて成功してきた人は、選んでもらったもので間違いはないと思っていることが多いです。
この場合の人は、子どもの頃何をして遊ぶかから大人になってどんな仕事をするかまで、自分の理想をあまり考えていないのです。育った環境によっては幼い頃から自らの気持ちを抑圧してきたため、自分がどうしたいかを理解していない状態も考えられます。
【恋愛編】欲がない人の心理4パターン
①無欲がかっこいいと思っている
恋愛において欲がない人には、無欲な自分を見せることがかっこいいという心理があります。恋人にデートプランや食事などの判断を委ねることによって、自分の器の大きさをアピールしているのです。
特に男性に多く見られる傾向で、恋人のワガママにも顔色を変えずに付き合います。そしてワガママに付き合える器の大きい自分を、自らかっこいいと思っているのです。
②自分に自信がない
恋愛で欲がない人の心理には、自分に自信がないというものがあります。恋人と自分が釣り合っていないのではないかと考えて、男女を問わず意見が言えません。具体的にはルックスや収入などのスペックにおいて、恋人に引け目を感じている場合です。
本人の気持ちとして考えられるのは、恋人には好意があって付き合えていることは幸せだと思っています。その一方で自分自身に対する評価が低いため、恋人に対して気を遣ったり申し訳なく思ったりしているのです。
自信をつけることで恋人との関係がより良くなる場合があります。自分に自信がない人についての詳細は、関連記事をご覧ください。
③恋愛そのものへの関心が薄い
恋愛において欲がない人の心理の1つに、関心が薄いことも挙げられます。恋人がいない現状でも幸せで、わざわざ彼氏や彼女を作らなくてもいいと考えているのです。いわゆる若者の恋愛離れも、無関心から生まれているのではないかといわれています。
現実の異性を恋愛対象として見れないことも、男女を問わず無関心の一因です。彼らはアイドルやキャラクターなどの世界に没頭することに、幸せを感じています。つまりアイドルやキャラクターなどが好きすぎるあまり、現実の異性に魅力を感じていないのです。
④恋愛を面倒だと思っている
恋愛に関する欲がない人には、面倒だという心理もあります。具体的にはイベントの際のプレゼントやデートをはじめとする愛情表現、嫉妬や束縛が面倒だと思っています。また男女を問わず友達や仲の良い職場の同僚と、自由に遊べなくなるのを避けたがるのです。
もし恋人がいても相手の交友関係には無関心で、浮気をしたり会えなくなったりした場合でも反応は薄いです。そのため相手との温度差は、いつまで経っても埋まりません。過去に嫉妬や束縛などを受けた経験により、恋愛はもううんざりと思っている可能性もあります。
【仕事編】欲がない人の心理4パターン
①責任を負いたくない
仕事上で欲のない人の心理には、責任を負いたくないというものがあります。組織において昇進や昇給をすると、負う責任は誰しも大きくなります。その反面社会的地位や金銭面において、有利になるのも事実です。
しかし、業務量が増えたり失敗したりすることによって生じる責任を増やしたくないという心理が、本人には働いています。つまり昇進や昇給による仕事のやりがいや金銭面の豊かさなどに、魅力を見いだせていない状態です。特に出世欲のない若者に、この心理傾向が見られます。
②やりがいを感じていない
仕事上で無欲な人の心理には、やりがいを感じていないというものがあります。それまでがむしゃらに頑張った結果何もなかったり、仕事が単調で興味がなくなったりした場合などが原因の例です。
とはいえ転職をはじめとする解決策を考えるのは面倒で、最低限の収入があるという現状には満足しています。そのため業務時間内は淡々と仕事をこなし、定時になるとすぐに帰る傾向も見られます。もちろん同僚に協力することも少ないです。
③仕事以外で欲を満たしている
仕事において無欲な人の中には、他のところで欲を満たしているから問題ないという心理も見られます。特に会社員の中でも副業を持っていたり、家庭が裕福だったりする場合です。生活や趣味の費用を賄うために仕事をしており、昇進や昇給にも興味がないという状態も考えられます。
④仕事に興味がない
仕事において無欲な人の心理には、そもそも興味を持っていないことが考えられます。たまたま採用された職場に興味が湧かないまま入った場合が、その一例です。もともと興味がないことにより自発的に魅力を探そうともせず、日々淡々と業務をこなします。
欲がない人の特徴とは?
欲がない人と接していると、その心理を反映した言動が見られます。本項では欲がない人の特徴を紹介しますので、当てはまるものはないかチェックしてみてください。
①こだわりが薄い
欲がない人の特徴の1つに、こだわりが薄いことが挙げられます。そのため遊びや食事に行っても、同伴者に行き先や食べる料理などの選択を委ねます。物欲がなくてこだわりが薄い分、ミニマリストのように持ち物は少なめです。もちろんファッションも、シンプルな場合が多いです。
②精神的に安定している
精神的に安定していることも、欲がない人の特徴です。なぜならあれが欲しい、自分はこうしたいという気持ちに左右されることがないからです。また現状に満足していて無欲な人の場合、ちょっとした不都合も大きく受け止めます。
③他人に無関心
欲がない人の特徴は、他人に無関心であることも考えられます。自分と他者の関係性を割り切っているため、必要以上に干渉しないのです。恋愛をはじめとする交友関係においても、淡白な印象を与えます。人と深く関わった経験が少ない現代の若者にも、見られる傾向です。
欲がない人になる原因・改善方法は?
欲がない人になるのには、何かしらの原因があります。本項では欲がない人になる原因とそれに合った改善方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
①恵まれた環境で育った
欲がない人になる原因には、恵まれた環境で育ったことが考えられます。幼い頃から何でもすぐに手に入るとわかっているため、物欲や執着心が薄いのです。これを改善する方法として、自分が置かれた現状が当たり前ではないことを理解できそうなものがおすすめです。
- 今何がなくなったら辛いか考えてみる。
- あえて厳しい環境に、身を置いてみる。
恵まれた環境で育って欲がない人になった場合の改善方法
②大きな喪失体験をした
欲がない人になる原因には、大きな喪失体験をしたことが考えられます。たとえば家族や恋人などの大切な人と離れてしまったり、がむしゃらに仕事を頑張ったが失敗したりした場合です。
つまり喪失により心に穴が空いてしまい、何もかもがどうでもよくなった状態です。この場合の改善方法は、現実や自分とよく向き合うことが考えられます。周りの人も、まずは本人の状態を受け入れることが大切です。
- 自分のおかれた現実を受け入れる。
- 自分が持っているものに、目を向ける。
大きな喪失体験をして欲がなくなった人の改善方法
③ストレスがかかっている
欲がない人になってしまう原因の1つに、何らかのストレスがかかっていることが挙げられます。具体例として仕事が忙しくて他のことを考えられない場合や、人間関係で悩みを抱えている時などです。心身の疲労により、自分の感覚が鈍くなっている場合は特に危険になります。
ストレスが原因で無欲な場合、まずは休息して自分の感情とよく向き合うことが主な改善方法です。抑え込んでいる感情を解放することで、自分がどうしたいかを理解しましょう。具体例として無欲になる前に好物だったものを食べる、感動した映画をもう一度観ることなどがおすすめです。
- 休息する。
- 自分の感情とよく向き合う。
- 昔好きだった物事を試す。
ストレスで欲がない人になった場合の改善方法
ストレスに対してなるべく早く適切な対処法を取ることが、心身の健康のためには大切です。ストレスが限界を超えた時についての詳細は、関連記事をご覧ください。
④自己肯定感が低い
無欲な人になってしまう原因には、自己肯定感が低いことが考えられます。「どうせ自分は」という思いを持ち続けているため、自らの欲求に素直になれていないのです。この場合は自己肯定感を上げることが改善策で、場合によっては人間関係の見直しも含まれます。
- 条件を外して自分がどうしたいか考える。
- 自分磨きをする。
- 自分を否定する人とは距離を置く。
自己肯定感が低くて欲がない人の改善方法
欲がない人の心理を理解しよう!
ここまで紹介した通り、欲がない人の心理には場面別にさまざまなパターンがあります。一見無欲そうに見えても、別のシーンで欲を満たしているという人もいます。その根底にある心理を理解して、欲がない人と上手に付き合いましょう。
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