実は色々あるスナップボタンの種類とは?
スナップボタンの種類①縫い付けタイプ
スナップボタンの種類の1つ目は、縫い付けタイプのスナップボタンです。1番身近にあるタイプのスナップボタンで、針と糸を使って縫い付ける強度のあるスナップボタンです。取り付けの手間はかかりますが、100均でもサイズや種類が豊富に揃っているため、すぐに手に入れられるメリットがあります。
ちなみに、子供の行事などですぐにでもスナップボタンが必要な方は、次の記事を参考に100均へ行ってみましょう。100均のスナップボタンはサイズも種類も豊富なので、とてもおすすめです。次の記事ではおすすめのスナップボタンを10個紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
スナップボタンの種類②カシメタイプ
スナップボタンの種類の2つ目は、カシメタイプのスナップボタンです。凸型と凹型のボタンにプラスしてそれぞれ留め具が付いています。サイズも大きいものから小さいものまで揃っており、プレス機使って圧着させて固定させます。金属性なら強度があるので、厚手の布にもおすすめです。
スナップボタンの種類③プラスチックタイプ
スナップボタンの種類の3つ目は、プラスチックタイプのスナップボタンです。プラスナップとも呼ばれるこちらは、プラスチック製なので強度はやや他のタイプに比べて落ちますが、子供にも喜ばれるカラフルさがあります。基本的にはカシメタイプ同様プレス機等で圧着させますが、ワンタッチで取り付けられるものもあります。
タイプ別|縫い付けタイプのスナップボタンの付け方
スナップボタンの付け方①凹凸に気を付けて付けたい場所に配置する
縫い付けタイプのスナップボタンの付け方の1つ目は、凹凸に気を付けて付けたい場所に配置することです。バランスを見ながらチャコペンで取り付け位置に目印を付けるとわかりやすくなります。スナップボタンは、蓋となる方が凸型、反対側が凹型となります。場所が定まったら、待針を使って仮止めしましょう。
- 縫い針
- 糸
- 待針
- チャコペン
準備するもの
POINT
ワンポイント
待針は、ボタンの中央部分の小さい穴に通します。縫いつける裏側から針を刺し、針がこちらに見えるようにしておくと手を刺しづらくなります。
スナップボタンの付け方②針と糸を使って縫い付ける
縫い付けタイプのスナップボタンの付け方の2つ目は、針と糸を使って縫い付けることです。玉止めで糸の端を止めたら、裏側から針を通して縫い始めます。針をスナップボタンの穴に通したら、今度はボタンの外側に針を通します。何度か繰り返し、強度を出したら次の穴を同じ要領で縫っていきましょう。
POINT
ワンポイント
穴の内側からスナップボタンの外側に縫い付けていくとき、ちぐはぐに縫っていくと仕上がりの見た目が悪くなってしまいます。縫い付ける際は、できるだけ縫った糸が綺麗に並ぶよう間隔を揃えて針を通していきましょう。
スナップボタンの付け方③スナップの淵(際)で糸を切る
縫い付けタイプのスナップボタンの付け方の3つ目は、スナップの淵(際)で糸を切ることです。4つの穴を埋めるように縫い終えたら、一度スナップボタンの穴付近で玉止めを行います。玉止めしたら、そのまま針をスナップボタンの裏側に通し、スナップボタンの淵(際)で糸を切ります。
POINT
ワンポイント
文章だけではイメージが沸かないという方は、動画でも確認してみましょう。ポイントは、縫い付ける位置と玉止めの位置です。縫い付ける位置がずれたり、玉止めが目に付く場所にあったりすると、見た目が悪くなるため気を付けましょう。
タイプ別|カシメタイプのスナップボタンの付け方
スナップボタンの付け方①取り付けたい場所に目印をつける
カシメタイプのスナップボタンの付け方の1つ目は、取り付けたい場所に目印を付けることです。カシメボタンは、一気に布に押し付けて取り付けるため、やり直しをするとなると少々面倒なことになります。そのため、この段階でボタンのサイズに気をつけて目印を付けましょう。目印を付ける際は、チャコペンを使うと便利です。
- カシメタイプのスナップボタン
- スナップボタン用プライヤー
- チャコペン
準備するもの
POINT
ワンポイント
スナップボタンを止める場所の強度が気になる人は、スナップパッキンと呼ばれるほつれ防止の宛布を使うと、強度が増します。子供が使うアイテムなどの際は、ぜひ併せて用意しておきましょう。
スナップボタンの付け方②裏表に気を付けてスナップボタンを配置する
カシメタイプのスナップボタンの付け方の2つ目は、裏表に気を付けてスナップボタンを配置することです。プライヤーのようなプレス機を使う場合は、説明書に沿って行います。プライヤー(プレス機)の上下に、サイズに応じたゴムとスナップボタンの金具をはめ、きちんと水平になるよう目打ちを使って調整していきます。
POINT
ワンポイント
目打ちを使った調整は、きちんと目視や感覚を頼りに正確に行っていきましょう。スナップボタンの金具がずれて水平になっていないと、握った瞬間にスナップボタンが破損する場合もあるので、必ず調整作業を行いましょう。
スナップボタンの付け方③思いっきりハンドルを握る
カシメタイプのスナップボタンの付け方の3つ目は、思い切りハンドルを握ることです。ハンドル部分を握り、一気にスナップボタンを取り付けます。しっかり圧着しないと、強度が弱く外れる可能性があります。子供が使うものの場合は、特にしっかり圧着させましょう。終わったらもう1つのボタンも留めます。
POINT
ワンポイント
実際にやってみる前に、動画でもチェックしておくと工程の流れがわかりやすくなります。カシメタイプのスナップボタンは、専用のプライヤーやプレス機を使うと止めやすいですが、持っていない場合には槌(ハンマー)を使うのでも構いません。ただし、難易度も高いので注意が必要です。
タイプ別|プラスチックタイプのスナップボタンの付け方
スナップボタンの付け方①取り付け場所に穴をあける
プラスチックタイプのスナップボタンの付け方の1つ目は、取り付け場所に穴をあけることです。プラスチックタイプの場合は、カシメタイプのスナップボタンと異なり、穴にボタンを通す形で圧着させます。そのため、目打ちを使って取り付け場所に穴を作ります。サイズやバランスを確認して穴をあけましょう。
- プラスチックタイプのスナップボタン
- 専用プレス機
- 目打ち
準備するもの
POINT
ワンポイント
プラスチックタイプのスナップボタンには、専用プレス機が必要なタイプと手だけで固定できるワンタッチタイプがあります。手軽に付けたい場合はワンタッチタイプもおすすめですが、子供用などで強度が必要な場合はプレス機が必要なタイプがおすすめです。
スナップボタンの付け方②スナップボタンを穴に差し込む
プラスチックタイプのスナップボタンの付け方の2つ目は、スナップボタンを穴に差し込むことです。先ほど開けた穴に、スナップボタンの裏表に気を付けながら差し込みます。差し込んだら、反対側に固定するための留め具を手で固定していきます。ワンタッチタイプの場合は、ここでしっかり手で固定して完成です。
POINT
ワンポイント
ワンタッチタイプを使う場合は、きちんと音が鳴るまで手で押し付けて固定させます。音が鳴らない場合は、きちんと留め具が固定されていない可能性があり、外れると子供の誤飲につながる危険性もあります。しっかり音を聞きながら固定しましょう。
スナップボタンの付け方③プレス機で圧着させる
プラスチックタイプのスナップボタンの付け方の3つ目は、プレス機で圧着させることです。サイズに応じた取り付け器具をヘッドにはめたら、専用のプレス機を使ってハンドルを握ってしっかり固定します。プラスチックは、金具タイプほど強度があるわけではありませんので、押しすぎに注意しつつ行っていきます。
POINT
ワンポイント
プラスチックタイプのスナップボタンもまた、専用道具を使って行うものですので、動画でチェックしておくと安心して取り付けにかかれます。プラスチックタイプのスナップボタンは、最初に開ける穴の位置のバランスが大切です。この工程だけでは、慎重に行いましょう。
スナップボタンを付ける時に必要な工具は?
スナップボタン付けに必要な工具①マルチプライヤー
スナップボタン付けに必要な工具の1つ目は、マルチプライヤーです。強度の高いカシメタイプのスナップボタンを取り付ける際におすすめな工具で、ぎゅっとハンドル部分を握るだけで簡単に取り付けることができます。ハトメにも使えるので、綺麗で強度のある穴を作りたい時にも最適な1台です。
スナップボタン付けに必要な工具②プラスナップ専用卓上プレス
スナップボタン付けに必要な道具の2つ目は、プラスナップ専用卓上プレスです。こちらは、プラスチックタイプのスナップボタンを取り付ける専用のプレス機です。卓上のプレス機タイプで、プライヤータイプと違い握力を必要としませんので、力の弱い方でも簡単に取り付けることができます。
スナップボタン付けに必要な工具③目打ち
スナップボタン付けに必要な工具の3つ目は、目打ちです。目打ちは、プライヤーに金具をはめたときの調整用として使えるほか、プラスチックタイプなら布の穴あけの際にも使えるアイテムです。目打ちは、裁縫の際はよく使うアイテムでもあるので、ハンドメイドを始める人はぜひ1つ持っておくとよいでしょう。
スナップボタンで裁縫を楽しくしよう!
最近は裁縫を含めたハンドクラフトが人気です。実際に自分で作ったものをフリマアプリなどで販売する人も多くなっています。スナップボタンは、子供が簡単に止められるため、割と小さい子供のいる家庭でも使われています。最近のスナップボタンは、サイズが豊富なことはもちろんの事、子供が喜ぶデザインも豊富です。
子供用に小物アイテムを手作りしてあげたいという方はスナップボタンを使ってみると仕上がりが綺麗に作れます。さらに、圧着させるスナップボタンなら、子供服のようなスナップボタンがたくさん必要な服にもおすすめです。これから裁縫にトライしたいという方は是非、スナップボタンを使ってみてはいかがでしょうか。
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