自己嫌悪に陥る心理10選｜原因・意味とは？強い自己嫌悪の解消・診断も

「自己嫌悪に陥る」の意味とは？

自己嫌悪の意味とは「自分が嫌になること」

自己嫌悪の意味とは「自分が嫌になること」です。自分のことが嫌いになったり、自分のことを恥ずかしいと感じたりするなど、自分自身に対して悪い感情を持つことを指す言葉です。

自己嫌悪に陥るの意味とは「自分が嫌になって深みにはまること」

自己嫌悪に陥るの意味とは「自分が嫌になって深みにはまること」です。自分が嫌になることを意味する『自己嫌悪』の世界に入り込んで深みにはまってしまうということを、自己嫌悪に陥るは意味しています。「陥る」とは、深みにはまることや、悪い状態に入り込むという状態を意味する言葉です。

自己嫌悪の心理10選

自己嫌悪の心理①自分が嫌い

自己嫌悪の心理1つ目は「自分が嫌い」です。自己嫌悪には、自分が嫌いという心理が強く働く傾向があります。『こんな自分が嫌い』『できない自分が嫌い』など、自分で自分を嫌って責めているのです。

自己嫌悪の心理②自分の価値がわからない

自己嫌悪の心理2つ目は「自分の価値がわからない」」です。『自分は必要とされているのか』『自分なんていない方が良いんじゃないか』というように、自分自身の価値がわからないという心理は、自己嫌悪を引き起こしやすいです。

自己嫌悪の心理③人より劣っている

自己嫌悪の心理3つ目は「人より劣っている」です。劣等感からくる人より劣っているという心理が自己嫌悪の心理の一つです。『自分が一番スタイルが悪い』『○○さんには到底かなわない』などのような心理があります。

自己嫌悪の心理④嫌われている

自己嫌悪の心理4つ目は「嫌われている」です。自分が周りに嫌われているという心理も自己嫌悪の心理です。『自分は職場で嫌われている』『好きな人は絶対自分のことを嫌っている』などのような心理があります。

自己嫌悪の心理⑤不安

自己嫌悪の心理5つ目は「不安」です。不安な心理も自己嫌悪の心理の一つです。不安な心理は、自分自身にネガティブな思いを抱いて生まれがちです。『みんなに嫌われないか不安』という思いは、『自分は人に嫌われる要因を持っている』という考えによって生まれた不安と言えます。

自己嫌悪の心理⑥信じられない

自己嫌悪の心理6つ目は「信じられない」です。自分のことも他人のことも信じられないという心理で自己嫌悪になることもあります。『どうせ私にはできない』など自分自身を信じていないからこその自己否定や、『みんな優しくしてくれるけど裏では文句を言っているはず』などの人の言動や行動を信じられない心理です。

自己嫌悪の心理⑦現実を受け止められない

自己嫌悪の心理7つ目は「現実を受け止められない」です。プライドが高く負けず嫌いな人ほど、現実を受け止められない心理で自己嫌悪に陥る傾向があります。『負けるなんて許せない。そんなはずはない』というような感情が、現実を受け止められず『負ける自分なんてありえない』と自己否定して自己嫌悪になりがちです。

自己嫌悪の心理⑧逃げ出したい

自己嫌悪の心理8つ目は「逃げ出したい」です。目の前に起こっていることや手に負えない現実から逃げ出したいという心理も自己嫌悪の心理の一つです。『どう対処すればいいかわからない、逃げ出したい、だって自分には力がないから』というような心理です。自己嫌悪になることで、現実逃避しているような状態です。

自己嫌悪の心理⑨問題を解決したい

自己嫌悪の心理9つ目は「問題を解決したい」です。どこに責任の所在を置けばいいのかわからないときなどに自己嫌悪に働く心理です。『このトラブルはきっと自分のせいで起こった』と自分を責め、『自分さえ○○していれば』と自己嫌悪に陥って問題の解決を図っているのです。

自己嫌悪の心理⑩過去のトラウマを解消できない

自己嫌悪の心理10個目は「過去のトラウマを解消できない」です。過去にあったつらいことや悲しかったことが忘れられず解消できないというのも、自己嫌悪の心理の一つです。過去の出来事を忘れられず、自分の中で解消しきれていないと、いつまでも過去に囚われ続けて自己嫌悪に陥りやすいのです。

『前の職場でも人間関係のトラブルがあったのに、今の職場でも人間関係が上手に築けない。自分に落ち度があるから人間関係が上手に作れないんだ』などのような心理です。

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴5選

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴①他人と比べることが多い

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴1つ目は「他人と比べることが多い」です。様々な場面で他人と自分を比べてしまう人は、自己嫌悪に陥りやすい特徴を持っています。他人と比べることは、他人より自分が劣っているところを見つけてしまうきっかけになります。他人と比べると劣等感が生まれ、自己嫌悪に陥りやすくなるのです。

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴②ひどいネガティブ思考

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴2つ目は「ひどいネガティブ思考」です。物事をポジティブに考えることができず、ネガティブにばかり考えてしまうことも自己嫌悪に陥りやすい人の特徴です。ネガティブ思考を繰り返すことで、理想通りにできない自分を責めてしまう傾向があり、自己嫌悪に陥りやすくなるのです。

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴③完璧主義

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴3つ目は「完璧主義」です。何事にも完璧を求めてしまうような完璧主義な人は、自己嫌悪に陥りやすい傾向があります。完璧主義な人は『できる自分』を心に作ってしまいがちです。完璧な自分を理想にしているがために、できなかった自分を責めて自己嫌悪に陥りやすいのです。

完璧主義なタイプの人は、できなかった自分や理想とは違う自分を許すことを苦手にしていることが多いです。「まあいいか」と割り切ることもできないので、自己嫌悪に陥るとなかなか抜け出せないと言えるでしょう。

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴④記憶力が良い

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴4つ目は「記憶力が良い」です。記憶力が良い人は、自分のミスや恥ずかしい思いをしたことなどを、忘れたくても忘れることができず、過去の自分をいつまでも攻め続ける傾向があるので、自己嫌悪に陥りやすいという特徴があります。

自己嫌悪になっても一晩寝たら忘れられるような人もいますよね。記憶力が良い人は、忘れることができないので、自己嫌悪をリセットすることを難しくさせてしまいがちです。そのため、自己嫌悪に陥ることが多くなってしまうのです。

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴⑤承認欲求が強い

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴5つ目は「承認欲求が強い」です。自己嫌悪に陥りやすい人には、周りに認められたいという承認欲求が強いという特徴があります。『認められたい』という気持ちが強いからこそ、自分が認められていないと感じると自己嫌悪に陥ってしまうのです。

つまり、『認められたい』という承認欲求の強さの反動で、自分のことを嫌いになってしまう自己嫌悪に陥っていると考えられます。認めてもらえないと自分には価値がないという風に考えてしまいがちです。

自己嫌悪に陥る原因は？

自己嫌悪に陥る原因①強い劣等感

自己嫌悪に陥る原因の1つ目は「強い劣等感」です。『自分は劣っている』という強い劣等感は、自己嫌悪に陥る原因の一つです。強い劣等感は、常に自分と周りを比べてしまう状況を作り上げてしまいます。比べるたびに強い劣等感を感じていれば、自己嫌悪に陥りやすくなります。

自己嫌悪に陥る原因②人の目を気にし過ぎる

自己嫌悪に陥る原因2つ目は「人の目を気にし過ぎる」です。周りからどう思われているかを気にし過ぎるようなことも、自己嫌悪の原因です。『嫌われたくない』『よく思われたい』という気持ちが、人の目を気にし過ぎてしまう要因となり、周りの言葉や行動の一つ一つに敏感になってしまいがちです。

自己嫌悪に陥る原因③嫌なことが忘れられない

自己嫌悪に陥る原因3つ目は「嫌なことが忘れられない」です。過去にあった嫌な出来事を忘れられないことは、何度も嫌な出来事を思い出させてしまい、そのたびに過去の自分と今の自分を重ね合わせて自己嫌悪に陥る原因になってしまいます。

自己嫌悪に陥る原因④人のせいにできない

自己嫌悪に陥る原因4つ目は「人のせいにできない」です。たとえ自分が悪くても誰かに責任を押しつけることができれば自己嫌悪に陥らずに済みますが、たとえ自分が悪くなくても人のせいにできず、自分が悪いと責任を感じてしまうことは自己嫌悪に陥る原因の一つです。

自己嫌悪に陥る原因⑤理想を追い求め過ぎる

自己嫌悪に陥る原因5つ目は「理想を追い求め過ぎる」です。理想の自分を作り出し、理想を追い求め過ぎることは自己嫌悪の原因になり得ます。理想通りにできなかった、ならなかったときに、自分を責めてしまい自己嫌悪に陥ってしまうのです。

自己嫌悪に陥った時の解消法は？

自己嫌悪に陥った時の対処法①自分を受け止めてあげる

自己嫌悪に陥った時の対処法1つ目は「自分を受け止めてあげる」です。できない自分も、理想通りにできない自分も受け止めてあげる方法です。できない・理想通りじゃない自分を『自分はこういう人間なんだ』と受け止めるところから始めましょう。自分を責めるのではなく受け止めれば、自己嫌悪から抜け出せるでしょう。

また、自分を受け止めることは『自分は自分、他人は他人』と自分と他人に適度な距離を保とうとする価値観を作りやすい状態に繋がります。他人と比較して劣等感を感じにくくなりますし、人の目を気にすることも減ってくるはずです。

自己嫌悪に陥った時の対処法②自分のいいところを書き出す

自己嫌悪に陥った時の対処法2つ目は「自分のいいところを書き出す」です。小さなことでも良いので、褒められたことがあるところや自分で自覚している長所を書き出してみましょう。自分のいいところを書き出すことで、自分を好きになれるチャンスが訪れるはずです。

自己嫌悪に陥った時の対処法③とりあえずストレスを解消する

自己嫌悪に陥った時の対処法3つ目は「とりあえずストレスを解消する」です。ストレスが溜まっていると前向きな考えができず、自己嫌悪から抜け出しにくくなります。自分流のストレス解消方法がある人は、すぐにでも実践しましょう。特に決まったストレス解消法がない人は、運動など頭ではなく体を使うことがおすすめです。

ストレスの溜まり過ぎは、自己嫌悪以外にもいろいろなことを起こしてしまいがちです。下の記事ではストレスの溜まり過ぎで起こり得る症状とストレス発散方法を消化しています。ぜひこちらも併せて読んでみてください。

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自己嫌悪の診断方法は？

自己嫌悪が強いかどうかは「自己嫌悪診断」でチェック

自己嫌悪が強いかどうかは「自己嫌悪診断」でチェックしましょう。あなたが自己嫌悪が強いタイプなのかは、下の自己嫌悪診断で診断することができます。該当する項目が多い人ほど、自己嫌悪が強いタイプと言えますし、該当項目が少なければ自己嫌悪になりにくいと言えるでしょう。

自己嫌悪診断

1. 1物事に取り組む前にイメージすることが多い
2. 2人に嫌われたくない
3. 3人のせいにするのが苦手
4. 4我慢することが多い
5. 5ストレス解消法がない
6. 6答えを曖昧にできない
7. 7なんでも深く考えてしまう
8. 8写真や動画に映るのが苦手
9. 9自分の好きなところが言えない
10. 10コンプレックスが多い

自己嫌悪が強い人は解消法を試してみる

自己嫌悪診断で当てはまる項目が多かった人は、自己嫌悪が強い人と言えます。自己嫌悪が強い人ほど、自己嫌悪に陥るとなかなか抜け出しにくいはずです。自己嫌悪に陥る前に、解消法を試してみるのがおすすめです。自己嫌悪が治まってくるでしょう。

自己嫌悪が強い人は、自分を嫌ってしまっている分、人生を楽しめていない場合があります。下の記事では人生をもっと楽しくする方法を紹介しています。人生が楽しくなれば、自己嫌悪に陥ることも減るかもしれませんね。ぜひ参考にしてみてください。

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自己嫌悪を前向きに捉えよう

自己嫌悪は悪いことだけではありません。自己嫌悪に陥ることで、自分自身を見つめ直すことができたり、物事を深く考える力をつけることもできます。自己嫌悪になって前を向くか、下を向き続けるかで変わってくるのです。自己嫌悪に陥ったら前向きに考えるようにしましょう！自己嫌悪がもたらす恩恵に気づけるはずです。